財務会計上の利益

財務会計(外部報告用)の利益は、大別すると、①粗利益、②営業利益、③経常利益、④純利益となります。

本業での稼ぎを示すのは、②の営業利益までとなります。

経常的に発生する営業外の損益(借入金の支払利息など)を考慮に入れたものが経常利益となります。

非経常的に発生する特別な損益(固定資産の売却損益など)を考慮に入れたものが純利益となります。

損益計算書の形式の並びだと、下記の通りとなります。

売上高

原価

粗利益

販売費および一般管理費

営業利益

営業外損益

経常利益

特別損益

純利益

管理会計上の利益

管理会計(内部管理用)の利益は、大別すると、①粗利益、②貢献利益、③経常利益、④純利益となります。

損益計算書の形式の並びだと、下記の通りとなります。

売上高

原価(変動費

粗利益

準変動費

貢献利益

固定費

経常利益

特別損益

純利益

変動費と固定費

管理会計上、費用は、変動費と固定費に分類します。

変動費とは、売上高に応じて、比例的に発生するものとなります。

固定費とは、売上高の増減に関わらず、毎月発生するものとなります。

貢献利益

管理会計上、売上高から変動費を差し引いたものを「貢献利益」といいます。

この貢献利益が、固定費よりも大きければ黒字となり、小さければ赤字となります。

どれだけ固定費を賄えるか、どれだけ最終利益を出すために貢献できているかの指標となります。

管理会計で事業分析

費用を、変動費と固定費に分類することによって、その事業の利益構造を分析する事が可能となります。

どれくらいの売上高が獲れれば、黒字になるのか、逆に、最低限、これだけの売上を獲れないと、赤字になるのかを分析する事によって、新規事業として投資するべきなのかを判断する事も可能となります。

また、既存事業の利益構造を分析し、どこを改善すればいいのか、それとも撤退した方がいいのか、そういった判断にも使用する事も可能となります。